サ高住で他の入所者にも暴力か 伊勢崎署が逮捕の運営会社役員 群馬
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はさみを手にしたまま、散髪を嫌がる女性入所者の体をたたく容疑者=提供(アプリ「上毛新聞AR」をインストールしたスマホやタブレットをこの写真にかざすと動画を見ることができます)

 伊勢崎市のサービス付き高齢者向け住宅の入所者を押さえ付けるなどしたとして、群馬県警伊勢崎署は13日までに暴行の疑いで、高崎市新紺屋町の施設運営会社役員の男(53)を逮捕した。この事件で、男が他の入所者にも暴力的行為をしていたとみられることが同日、関係者への取材で判明。県警は日常的に暴行を繰り返していた可能性があるとみて調べている。

◎ジェルを顔や髪に塗る/体をたたく…
 施設関係者らによると、男は殴る蹴るといった身体的な暴行のほか、暴言などの精神的な暴行を常習的に複数の入所者に対して加えていたとされる。

 施設内で撮影された動画には、男が女性入所者に対し、消毒用のアルコールジェルを乱雑に顔や髪に塗りこする様子が写っていた。このほか、別の女性の髪を切って体をたたいたり、人気アニメの登場人物を思わせる衣装を身にまとい、おもちゃの剣で女性の首元を切り付けるそぶりをしたりしていた。

 施設関係者によると、入所者の髪を引っ張ったり、水やアルコールを掛けたりする行為なども目撃されているという。

 男の逮捕容疑は10月4日、女性入所者(91)の首の後ろを手で押さえ、顔面をつかむなどの暴行を加えた疑い。県警によると、逮捕時点で容疑を否認している。

 県と同市は、2018、19年に立ち入り調査を実施。関係者によると、入所者への調査は男が同席して行われ、入所者は事前に「施設は居心地の良い場所」と答えるよう強要されたという。関係者は「精神的に不安定になる入所者も多く、見るに堪えがたい状況が続いていた」としている。


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