新型コロナで週末の県内観光地 「第3波」に危機感
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 国内の1日当たりの新型コロナウイルス感染者数が最多更新を続ける中で最初の週末となった14日、県内の行楽地は「第3波」の到来に危機感を募らせた。国の支援策などで回復しつつあった人出に打撃となりかねず、温泉地や観光名所は対策を徹底すると強調。訪れた人も感染予防に気を使いながらの休日となった。

 草津温泉(草津町)の湯畑周辺は、観光客でにぎわった。同温泉観光協会によると、「Go To キャンペーン」などで県外客が増加。直近の入り込みは例年に近い水準に回復し、数カ月先の予約も徐々に入り始めた。担当者は「町内から感染者が出るのが一番怖い。温泉街全体で感染防止を徹底するしかない」と神経をとがらせる。

 家族旅行のため約1カ月前から旅館を予約していた斉藤秀宣さん(50)=埼玉県狭山市=は「感染者が増えて不安はあったが、温泉街のどこに行っても消毒液があり、旅館も対策を徹底していた。安心して楽しめそう」と話す。

 紅葉が見頃の伊香保温泉(渋川市)もにぎわった。渋川伊香保温泉観光協会によると、週末の旅館やホテルは「ほぼ満館」。担当者は「改めて各施設で対策を徹底しながらお迎えしたい」とした。

 富岡市の世界文化遺産、富岡製糸場には通常の週末並みの約1500人が来場した。都内から家族で訪れた30代男性は感染者急増を受け「密になりにくいと思って製糸場を選び、時間帯も夕方にした」と説明。市の担当者は「引き続き万全の対策を取りたい」と気を引き締めた。

◎県内の新規陽性 1カ月ぶりゼロ
 新型コロナウイルス感染症の検査で、県と前橋、高崎両市は14日、新たに陽性と判明した人はゼロだったと発表した。新規の発表がないのは10月14日以来1カ月ぶり。県内での感染確認は累計951人(うち20人死亡)。

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