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7月のレジ袋有料化を受けて利用率が高まるマイバッグについて、利用客に使い方のマナーを守るよう求める群馬県内小売店が増えている。マイバッグに未精算の商品が紛れ込んだように見える場合、万引を疑われるようなトラブルも想定されるためだ。業界団体などはこうした事態を防ぐ目的を強調し、「みんなでマナーを守ることが万引しづらい環境づくりにつながる」と理解を求めている。
◎「お客さんを疑いたくない」ポスターや放送で啓発
「マイバッグを広げて買い物をしているお客さんもいる。疑いたくないが、警戒してしまう」。県内で営業するドラッグストアの担当者は打ち明ける。万引被害は一定数あるもののマイバッグを悪用した被害を見つけるのは現実的に困難だという。
全国の薬局などでつくる日本チェーンドラッグストア協会(東京都)ではどのような声掛けをすればいいのかと苦慮する声が寄せられているという。「会計後に再入店したり、他店舗で買った物を持っていると精算済みかどうか判断が難しい」と頭を悩ます。
レジ袋の有料配布が全国の小売店で義務化されて4カ月以上がたち、県内のドラッグストアなどではポスターや店内放送でマナーアップへの理解を呼び掛けている。マルエドラッグを展開するクスリのマルエ(前橋市)は、会計前にはマイバッグを広げないように促す店内放送を9月から流し始めた。担当者は「お客さんを疑いたくない。不要なトラブルを防ぐためにお知らせしている」と説明する。スーパーのベイシア(同市)も8月下旬ごろから各店舗にポスターを掲示している。
全国の企業や業界団体が加入するNPO法人全国万引犯罪防止機構(東京都)は8月にマイバッグの使い方に関するマナー4項目を示したポスターを作製し、会員らに無料で提供している。同協会事務局は「小売業の人たちは注意をしたくてもお客さんとの関係を考えて声を掛けづらい」と指摘し、「利用者みんなでマナーを守ることが重要」と呼び掛けている。