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乗客乗員520人が犠牲となった群馬県上野村楢原の日航ジャンボ機墜落事故現場「御巣鷹の尾根」は14日、冬季閉山日を迎えた。関係者が造花を飾るなど冬支度をし、来年の無事な開山を願った。
◎台風、コロナで登山者数は例年の2割
兄の栗原崇志さん=当時(33)=一家を亡くした栃木県大田原市の橋本毅さん(66)は愛犬とともに登山。墓標に好物だった菓子などを供え、手を合わせた。例年は毎月命日などに計10回ほど尾根を訪れるが、今年は新型コロナなどのため尾根に来られたのは4回。「来年は不自由なく会いに来たい」と話した。
日航社員8人は凍結で破損しないように墓標にある花立ての水を抜いて回り、ベンチなども塗り直した。
尾根の管理人、黒沢完一さん(77)は、頂上付近の「昇魂之碑」に続く階段の脇を色とりどりの造花で飾った。閉山中も寂しくないようにと、4年ほど前から始めた。4月29日の開山から計155日にわたり登山し整備に努めてきた。昇魂之碑に手を合わせ、「無事この日を迎えられた。来年も日々の整備を一層頑張る」と力を込めた。
尾根周辺は昨年10月の台風19号で被災し、今年は復旧工事に加え、新型コロナのため登山できる日が限られた。公益財団法人「慰霊の園」によると、今年の登山者数は延べ2425人。年間の統計がある2012年以降で最少、例年の2割程度という。