同時流行備え診療・検査外来を支援 4億8500万補助
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 

 冬場の新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行に備え、両方の感染症に対応する医療機関「診療・検査外来」への支援で、群馬県は18日、資材購入や他院からの発熱患者受け入れについて補助に乗り出すことを明らかにした。関連費用は4億8500万円を見込む。万全な感染症対策を後押しし、県民が身近な医療機関で受診できるようにする。

 同外来は県が指定し、主に地域のかかりつけ医が担う。症状の見分けが難しいとされる新型コロナとインフルでは、時間や空間で分けて診察する必要が生じ、医療機関によっては駐車場などにプレハブやテントを設けることも想定される。

 資材購入では、空気清浄機や間仕切り、個人防護具に加え、プレハブやテントも補助対象とする。国の交付金4億円を充てる方針で、上限額の設定など具体的な補助方法は今後詰める。

 他院や、県などが設ける受診・相談センターから案内された患者を受け入れる医療機関には、県独自の協力金として50万円を支給。インフルの流行期は例年1~3月で、継続的な受け入れが必要なことから、支給対象は来年3月まで対応できる医療機関とする。

 県は受け入れ可能な医療機関の積み上げを重要課題としており、協力金制度を設けることで、受け入れ可能な医療機関を現行の129カ所から170カ所まで増やすのが目標だ。

 県感染症危機管理室は「医療機関側の準備とともに、県民が身近な医療機関で受診できるよう支援したい」としている。

 一方、県が指定した診療・検査外来は18日時点で329カ所。県は、12月上旬には400カ所とする目標を掲げている。

 厚生労働省のまとめによると、全国では各都道府県が計2万4629カ所(10日時点)を指定。人口1万人当たりで見ると、最多の鹿児島(5.0カ所)と最少の千葉(0.5カ所)に10倍近い開きがあった。本県は1.7カ所だが、400カ所となった場合は人口1万人当たり2.0カ所前後となる見通し。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事