スキー場が雪不足 気温上昇で降雪機使えず…3連休の営業断念も
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沼田市のたんばらスキーパークで19日、安全祈願祭が開かれ、関係者がシーズン中の無事故を願った

 スキーシーズンを控え、群馬県内のスキー場が雪不足に見舞われている。今月初めに一時冷え込み早期オープンが期待されたが、このところの季節外れの暖かさで人工降雪機すら使えないためだ。県内の他スキー場に先駆け21日オープンを予定していた2カ所は延期を決め、3連休の営業を断念した。暖冬と新型コロナウイルスの影響により昨季も多くのスキー場が打撃を受けており、関係者は「今年こそ」と祈る思いで空を見上げる。

 たんばらスキーパーク(沼田市)は21日から営業予定だったが、積雪がほとんどなく延期を決めた。冷え込んだ今月上旬に人工降雪機でコース作りを始めたが、その後に気温が上がって作業ができずにいる。

 レストランでのパーティション設置、従業員のPCR検査など新型コロナの感染防止対策を徹底する。19日は安全祈願祭を行ったものの、営業の見通しは立っていない。関係者は「3連休に営業できないのは痛いが、安心安全を確保して降雪を待ちたい」とした。

 同じく21日に営業を始める予定だった鹿沢スノーエリア(嬬恋村)も、十分な雪が確保できないため延期に。運営する五輪観光の市川憲治社長は「3連休は多くのお客さんの利用を見込んでいたので大きな痛手。一日でも早くオープンさせたい」と力を込めた。

 前橋地方気象台によると、県内の10月の月平年気温は平年並みだったが、11月に入ると高気圧に覆われて晴れる日が増え、平年より暖かい日が多いという。藤原(みなかみ)は最高気温の平年値を13日から7日連続で上回っている。

 今後開業を予定するスキー場関係者も気をもむ。丸沼高原スキー場(片品村)は「28日のオープンに向けて天気を見極めたい」とした。プロスノーボーダーの松井英子さん(沼田市)は「11月の初めに寒くなり、今年は雪が多いかもと期待していたので延期は残念」としつつ、「その分、オープンしたらたっぷり滑りたい」と話した。

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