野菜不足 解消へ一丸 館林市が「ベジ活応援店」 年度内50店に
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
10種類以上の野菜が入った「寿々や」の「トマトモツ煮」
「野菜寿司」を考案した若菜寿司の細川さん

 群馬県の調査で市民の1日当たり野菜摂取量がワーストとなっている館林市は本年度、野菜をふんだんに使ったメニューを提供する飲食店などを「たてばやしベジ活応援店」として登録する制度を導入した。27日までに市内の飲食店やスーパーなど25店舗が登録し、野菜たっぷりの新メニューを打ち出す店もある。健康的な食生活を実践する機運を盛り上げるため、登録数を年度内に50店舗まで増やしたい考えだ。

◎摂取量県内ワーストからの脱出狙う
 市健康推進課によると、群馬県が2016年度に実施した「県民健康・栄養調査」で、館林保健所管内の調査対象となった館林市民の1日当たりの野菜摂取量は216.5グラムで県内で最少だった。県平均は266.4グラム、最多は桐生保健所管内の358.9グラム。国は350グラムを推奨している。

 摂取量が少ない要因として、同課は「館林は小麦文化で、ラーメンやうどんを食べる機会が多いことが考えられるかもしれない」としている。

 野菜不足解消を図るため市はキャンペーンを企画。「1食あたり120グラム以上の野菜が取れる」などのメニューを掲げるか、食育活動など野菜を食べる環境づくりに取り組んでいる飲食店やスーパーを「応援店」として登録し、店の取り組みを市のホームページなどで紹介する。

 寿々や(大谷町)は、看板商品の野菜がたっぷり入った「タンメン」(700円)のほか、新たに10種類以上の野菜が入ったトマトスープ仕立ての「トマトモツ煮」(500円、数量限定)をメニューに加えた。「洋風な味」と顧客の評判も上々という。

 若菜寿司(緑町)は、旬の野菜を具材に使った「野菜寿司」(800円)を野菜スープ付きで提供する。カボチャを使ったのり巻き、カイワレ大根や焼きシイタケなどを握っているのが特徴だ。店主の細川孝夫さん(72)は「新しい感覚のすし。ぜひ味わってほしい」と意気込む。

 市は年度末までに応援店を紹介するマップを作製し、市民に配布する予定。担当者は「野菜を多く食べるのは健康維持や生活習慣病の予防にもつながる。飲食店にさらなる協力を求めるとともに、市民に意識して野菜を食べてもらえるよう呼び掛けたい」と話している。

 問い合わせは同課(電話0276-74-5155)へ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事