《新型コロナ》群馬全県で警戒度を「3」に引き上げ 新規陽性31人
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 新型コロナウイルス感染症の検査で、群馬県などは27日、新たに31人の陽性が判明したと発表した。感染者の急増を受け、群馬県は同日開いた対策本部会議で、28日から県指針に基づく警戒度を全県で2から3に引き上げることを決めた。県民に対し、「3密」など感染リスクが高く、対策が取られていない場所への外出自粛などを求める。いずれも現段階では、事業者への休業や営業時間短縮は要請せず、学校は通常登校とする。

◎学校の登校も状況悪化で切り替えを判断へ
 警戒度3は緊急事態宣言が解除された直後の5月16~29日以来となる。県内での感染確認は累計1148人(うち21人死亡)。

 27日までの1週間の感染者は132人と、週ごとの集計で最多となった。感染拡大は東毛地域で顕著になっている。県は新規感染者が連日40人規模になれば、2週間程度でコロナ患者の受け入れ病床が逼迫ひっぱくすると想定。こうした事態を避けるため、全県での引き上げを判断した。

 28日以降の県民への要請では、高齢者や基礎疾患のある人の外出について「不要不急の外出自粛」と強めた。高齢者施設や病院での対面の面会は禁止とする。事業者には、利用者に感染防止策を明示するよう求める。

 県指針では警戒度3の行動基準に「感染防止対策が取られていない施設への休業要請」と明記されているが、今回の引き上げ時点では見送った。県は「(指針には)想定される項目を挙げており、具体的な要請はその都度の判断になる。まだ踏み込むところまでいっていない」と説明している。

 今後、感染状況がさらに悪化するなどした場合、休業や営業時間の短縮に踏み込んだり、学校の登校についても分散登校などに切り替えたりするとしている。

 対策本部会議後の記者会見で山本一太知事は「各地で通常の生活、交流の中で感染が連鎖し、これまでにない危機感を抱いている」と述べた。

 27日に発表された新規陽性31人の居住地は伊勢崎市9人、太田市6人、みどり市3人、前橋市と桐生市、館林保健所管内(館林市、邑楽郡)、栃木県が各2人、高崎市と館林市、渋川市、藤岡市、利根沼田保健所管内(沼田市、利根郡)で各1人。

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