《新型コロナ》軽症者も原則 宿泊療養 群馬県 病床逼迫回避で
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、群馬県は28日までに、これまで入院していた軽症患者も宿泊施設での療養を原則とすることを決めた。療養先も増設し、さらなる患者の増加に備える。宿泊療養を強化することで、病院の受け入れ病床の逼迫ひっぱくを回避したいとしている。

 宿泊療養の対象に、これまでの無症状者に軽症者も加える。現段階では、高齢者や基礎疾患のある人、妊娠中の人など重症化リスクが高いとされるケースは従来通り入院する。療養患者を往診する契約を県医師会と結び、軽微な症状には投薬で対処できるようにした。

 県は宿泊療養に入る患者の割合を現状の4割程度から6割程度まで引き上げることを見込んでいる。今月に入り、病院の受け入れ病床の稼働率が10%以下の時期もあったが、患者の急増によって上昇。27日時点で31.8%となった。

 さらに同日までの1週間では、60歳以上の患者が4割強を占めた。必要な病床を確保するためにも宿泊療養の必要性が増している。

 療養先は現在、前橋市内のホテル150室を運用しているが、別のホテル1カ所を追加する。早期の稼働開始を目指し、協定を結んでいるホテル事業者との契約を急ぐとしている。

 療養先には看護師が常駐し、患者の容体が急変した際は病院に搬送される。宿泊療養の場合でも退所の要件は入院と変わらない。

◎群馬県内 新たに29人陽性 みどりのパブ関連は客1人
 新型コロナウイルス感染症の検査で、群馬県と前橋、高崎両市は28日、新たに29人の陽性が判明したと発表した。県内での感染確認は累計1177人(うち21人死亡)となった。

 県などによると、陽性が判明したのは10歳未満~70代の男女。居住地は太田市とみどり市、館林保健所管内(館林・邑楽郡)が各5人、桐生市と館林市が3人、前橋市と伊勢崎市、大泉町が各2人、高崎市と県外が各1人。桐生市の50代女性は同市非常勤職員だった。

 クラスター(感染者集団)が発生したみどり市のパブ関連は利用客1人で、同店に関係する感染確認は計7人。27日に陽性と発表された利根沼田保健所管内の50代男性について、利根沼田広域消防本部は北消防署(みなかみ町湯原)の職員と明らかにした。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事