旧沼田教会紀念会堂の移築完了 大正ロマンの道へ前進 「一角が市の中心に」 
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移築が完了した旧沼田教会紀念会堂

 昨年から進められていた旧沼田教会紀念会堂の解体移築工事が完了し、完成を祝う式典が2日、群馬県沼田市上之町に移築された同施設で行われた。大正ロマンをイメージした中心市街地のまちづくりが一歩前進。横山公一市長をはじめ関係者がテープカットを行い、集まった地元住民とともに完成を祝った。

 旧沼田教会紀念会堂は名誉市民で初代津田塾大学長の星野あいなどによって、1914年に西倉内町に建てられた。88年に教会が会堂を新築するに伴い、同町内で移築。98年に国の登録有形文化財となり、2006年まで美術館として活用された。

 同市は市役所が入る複合施設「テラス沼田」の周辺に歴史的な建造物を集約し、大正ロマンをイメージしたまちづくりを進めている。これまでに県指定重要文化財の旧沼田貯蓄銀行、登録有形文化財の旧土岐家住宅洋館を移築。名誉市民で、皇居二重橋の設計などに携わった元衆院議員の久米民之助が暮らした旧邸宅(東京都渋谷区)の移築も予定している。

 横山市長は「この一角が市の中心になるよう市民に活用してもらい、末永く愛してもらいたい」とあいさつした。式典後は地元住民らが完成を記念して祝福式を行い、建物の歩みを思って祈ったり賛美歌を歌ったりした。

 開館時間は午前9時半~午後5時。使用申し込みは近くの生方記念文庫で行う。使用料は使用目的や日時、部屋によって異なる。

 問い合わせは市教委文化財保護課(0278-23-2111)へ。

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