災害時の停電ゼロへ事前伐採 群馬県 台風を教訓に倒木対策
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 災害による倒木で停電や通信障害が発生するのを防ぐため、群馬県は電線や電話線に倒れかかる恐れがある木の事前伐採など対策を強化する。ライフライン事業者や市町村と連携し、財源の一部には「ぐんま緑の県民税」を充てることを検討。千葉県では昨年9月、台風による倒木で大規模な停電が発生し、住民生活に大きな影響が出た。県は教訓を生かして対策を進め、災害時の停電ゼロを目指す。

◎市町村・事業者と連携
 森林保全課によると、各市町村や、災害時の連携協定を結ぶ東京電力パワーグリッド群馬総支社(前橋市)、NTT東日本群馬支店(高崎市)とリスクの高い場所の情報を共有し、優先度の高いところから伐採する方向。協定に基づき、県と両社は連絡体制を強化するほか、停電や通信障害の早期復旧に向けた対策も進める。

 事前伐採は、自治体や民間が所有する森林を対象として想定する。費用分担や所有者との合意形成をどのように行うかなど、事業の枠組みを協議する。台風などの頻発する時季に備え、同課は「できるだけ早期に始めたい」としている。

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