オスプレイ参加 日米共同訓練開始 必要理解、一方で不安
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 米軍輸送機MV22オスプレイが参加し、陸上自衛隊相馬原演習場(群馬県高崎市、榛東村)などで行われる日米共同訓練の開始式が7日、新潟県上越市、妙高市にまたがる陸自関山演習場で開かれた。安全保障などの観点から訓練を前向きに受け止める人がいる一方、県内の市街地上空を飛ぶオスプレイの目撃情報もあり、安全性を懸念する声も。新型コロナウイルスが感染拡大する中、前橋市に宿泊する米海兵隊員の感染防止対策などに不安を指摘する人もいた。

◎「沖縄負担減のため」 「住宅街避け飛行を」 「コロナ対策厳重に」
 防衛省北関東防衛局などによると、7日はオスプレイ1機が両演習場間を往復するなどした。本格的な訓練は8日に始まり、18日までの日程が組まれている。離島防衛を念頭に陸自第12旅団と共同作戦の立案やオスプレイへの搭乗、降下後の部隊展開などを確認する計画。規模は自衛隊400人、米海兵隊500人で米軍の約100人は前橋市内の宿泊施設を利用する。

 相馬原演習場がある榛東村のパート男性(75)は「基地負担を担い続ける沖縄のことを考えれば、本土の人たちがオスプレイの訓練を受け入れ、負担軽減につなげるべきだ」と訓練を容認する。別の女性(80)も「3年前に飛来した際も何事もなかった。安全に実施してもらえればそれでいい」と冷静に受け止める。

 一方、同村の自営業男性(55)は訓練に理解を示しつつ、「オスプレイが小学校の上空近くを飛んでいる様子があった。配慮がなければ演習の実施には賛成できない」と強調した。

 訓練では同村や高崎市以外の上空を飛行するケースも想定される。オスプレイとみられる機体を5日午前に目撃したという藤岡市の農業男性(67)は「日本を守るために日米の協力は不可欠なので、有事に備えた訓練は仕方ない」と受け止めつつ、「できる限り市街地や住宅街を避けて飛行してほしい」と要望した。

 訓練に参加する米軍の一部が前橋市内に宿泊することについて、同市の自営業の女性(68)は在日米軍でも新型コロナウイルス感染症の陽性者が確認されていることを念頭に、「(宿泊先が)多くの市民が住む市街地となると心配。駐屯地内の施設に宿泊する選択肢はなかったのか」と疑問を抱く。その上で、「米軍や自衛隊、宿泊施設など全員が新型コロナへの対策を厳重に取っていると信じるしかない」と話した。

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