新型コロナ起因で相談2倍 県こころの健康ダイヤル 10月末時点
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こころの健康相談統一ダイヤル啓発のため、県は今夏、県内プロスポーツ選手を起用した動画の配信を始めた(8月22日付)
 

 自殺予防を目的にさまざまな不安や悩みの相談に応じる群馬県の「こころの健康相談統一ダイヤル」について、県は8日、本年度の相談件数は10月末時点で2223件となり、前年度同期の2.1倍に上っていることを明らかにした。春には新型コロナウイルス感染症に起因する相談が多かったという。感染の収束は見通せず、社会不安への対応の必要性が増している。

◎臨時休校も背景に
 県精神保健室によると、2011年9月に相談ダイヤルを開設し、相談件数は初年度の34件から右肩上がりで増加。受付時間を夜間にも広げ、17年度に年間1000件を突破した後も増え続けている。本年度は2146件だった19年度の年間件数をすでに上回っており、過去最多の状況だ。

 新型コロナは春に感染の第1波が訪れ、4、5月には群馬県も緊急事態宣言の対象地域となった。県は4月から相談ダイヤルの態勢を強化して対応。この時期は新型コロナを直接のきっかけとした相談が目立ったという。学校の臨時休校の期間とも重なり、「子どもが家にいてイライラする」といった相談も寄せられた。

 周知はこれまで、県ホームページや関係者へのリーフレット配布が中心だったが、本年度はツイッターの活用や県内プロスポーツ選手を起用した動画配信など、インターネットでの発信に力を入れている。

 新型コロナの影響の長期化を踏まえ、同室は「相談先を案内することが何より必要。引き続き周知に取り組んでいく」としている。

 相談ダイヤル(電話0570-064-556)は、平日午前9時~午後10時に相談を受け付けている。

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