群馬県内5市の飲食店営業 午後10時以降の自粛要請 15日から 協力金を支給
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 新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、群馬県は10日、桐生、伊勢崎、太田、館林、みどりの5市にある接待を伴う飲食店や酒類を提供する飲食店に対し、午後10時以降の営業自粛を求めることを決めた。期間は15~28日。全期間で応じた場合など一定の条件に基づき、1店舗当たり協力金28万円を支給する。同期間は飲食業界支援の「Go To イート」の新規発券も停止する。県内では10日も新たに44人の陽性が発表され、感染拡大に歯止めがかかっておらず、踏み込んだ対策で抑制を図る。

 同日の県対策本部会議で決定した。全県で警戒度3を維持する一方、地域と業種を限定して警戒度4に相当する営業時間の短縮を求める。新型コロナ特別措置法に基づき要請する。

 対象の業種は、接待を伴う飲食店のほか、スナック、バー、居酒屋、カラオケなど。県によると、こうした店舗は対象の5市に約4900店ある。

 対象地域は、直近1週間平均での日ごとの新規感染者(人口10万人当たり)が2.0人を基準とし、市中感染の広がりなども考慮して決めた。今後の状況によっては、対象地域を追加する。

 協力金の支給は、短縮に応じた記録があり、業界の指針を順守していることを条件とする。申請受け付けは郵送や専用サイトで来年1月上旬の開始を見込んでいる。関連費用は開会中の県議会第3回後期定例会に補正予算案として追加提出する。

 10日の臨時会見で山本一太知事は「感染状況や医療提供体制、年末に向かう時季を見据え、強い制限をかけざるを得ないと判断した」と説明した。「Go To イート」は、既に発券した分は利用でき、現時点で人数は制限しない。

 移動に慎重な判断などを求める地域は12日から新たに栃木など7府県を加え、17都道府県とする。

 一方、無症状者や軽症者の療養先となるホテルについて、県は2棟目として「東横INN群馬伊勢崎駅前」(伊勢崎市柳原町)を15日から運用すると発表。全246室を借り上げ、既に活用している前橋市内のホテルと合わせ、運用の部屋数は計396室となる。

県内新たに44人 伊勢崎で16人陽性

 新型コロナウイルスの検査で陽性が判明した44人(県など10日発表)は、10歳未満から90代だった。居住地の内訳は、伊勢崎市16人、前橋市9人、太田市5人、館林、渋川両市が3人、館林保健所管内(館林市、邑楽郡)が2人、桐生市と邑楽町、藤岡(藤岡市、多野郡)、吾妻(吾妻郡)、利根沼田(沼田市、利根郡)の3保健所管内、県外が各1人。

前橋でクラスターか 障害者施設7人陽性 

 新型コロナウイルス感染症の検査で、前橋市は10日、同日までに市内の障害福祉サービス事業所で利用者と職員の計7人の陽性が判明したと発表した。クラスター(感染者集団)が発生したとみている。市社会福祉協議会は事業所について、市からの委託で運営する市心身障害者デイサービスセンター(同市元総社町)と明かした。

 市によると、7人は30~50代。他の利用者と職員の少なくとも11人は同日までに検査で陰性となった。市社協は当面の間、事業所を休所する。

 一方、県などが10日に発表した新規陽性の44人のうち2人は、クラスターが発生したとみられる桑原ショートステイ(伊勢崎市馬見塚町)の利用者と従業員で、同施設での陽性は計7人となった。9日までに職員3人の陽性が判明した高山村は、10日午後から役場本庁舎の業務を休止。11日も終日休止する。

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