官製談合で逮捕の取締役 他社に調整持ち掛け 県警が市役所捜索
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沼田市役所を家宅捜索し、押収品を運び出す捜査員=12日午前11時半ごろ

 群馬県の沼田市発注工事を巡る官製談合事件で、官製談合防止法違反などの容疑で逮捕された同市利根町多那の元会社取締役の男(66)が入札前、他社に入札価格の調整を持ち掛けていたことが12日、捜査関係者への取材で分かった。工事をより高い価格で落札し、利益を増やそうとしたとみられる。群馬県警は同日、市役所を家宅捜索した。

 昨年8月に行われた同市利根町多那・二本松地区の汚水管埋設工事の指名競争入札には8社が応じ、この会社が予定価格(787万円)に近い770万円で落札していた。最低制限価格は686万円だった。

 この入札の予定価格と最低制限価格を佐藤容疑者に漏らしたとして、同市の契約検査課長の男(56)も同容疑などで逮捕されている。

 家宅捜索は12日午前10時すぎから1時間半程度で行われた。捜査員24人が工事関係書類など計33点を押収した。

 県警は同日、官製談合防止法違反などの疑いで、両容疑者を前橋地検に送検した。

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