みなかみで降雪188センチ スキー場は“恵みの雪” 感染対策に力
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雪に覆われるみなかみ町藤原地区=16日午後0時20分ごろ

 群馬県内は16日、冬型の気圧配置の影響で前日に続いて北部で大雪となった。みなかみ町藤原では16日午後10時までの48時間降雪量が188センチとなり、過去最大を更新。藤原では住宅の屋根や玄関に雪が積もり、車のライトをつけて慎重に運転するドライバーの姿が目立った。

 前橋地方気象台によると、17日午後6時までの24時間降雪量は、多いところで北部の山沿いで90センチ、平地で5センチが見込まれる。同日午後には大雪の峠は越える見通し。

 JR上越線は長岡―水上間の上下線で、終日電車の運転を見合わせた。17日午前中も同区間で運休する方針という。

 16日午後9時ごろ、上越新幹線の越後湯沢駅構内でポイントが切り替わらなくなるトラブルがあり、午後9時38分高崎発東京行きMaxたにがわ348号(8両編成)が運休した。回送中、同駅から発車できなくなった。JR東日本は、大雪が影響したとしている。

 みなかみ町は、16日午前3時ごろから除雪車をフル稼働させて対応した。藤原地区の男性(39)は「15日の朝からどんどん雪が積もり、16日夕方には自分の背丈より高くなってしまった。雪かきも雪下ろしも間に合わない」と慌てた様子だった。

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◎ガイドライン作成、事前予約システム… スキー場 手探りの営業
 全国的に新型コロナウイルス感染が再拡大する中、群馬県内各地でスキー場が営業を開始し、スキーシーズンが本格的に開幕した。雪不足でオープンが遅れたスキー場もあったが、寒波到来による“恵みの雪”に関係者は胸をなで下ろす。一方、政府の観光支援事業「Go To トラベル」は28日~来年1月11日に全国一斉の停止が決定。自粛ムードが強まる中で、各スキー場は感染防止対策に力を入れ、スキーヤーの受け入れに備える。

 県内トップを切って11月下旬に営業を開始した鹿沢スノーエリア(嬬恋村)。競技用ポールの練習ができるコースが常設され、例年は学校のスキー合宿や競技者らでにぎわうが、今シーズンは団体の予約が全てキャンセルになった。多くの人が集う競技会も実施が見通せないという。

 スキー場を運営する五輪観光は「コロナ対策も大変な中で誘客もできず、例年以上に運営が難しい。リピーターや口コミに頼るしかない」(市川憲治社長)と手探りでの営業が続く。

 各スキー場は感染対策に力を入れる。パルコール嬬恋スキーリゾート(同村)は、スキー用具のレンタルに事前予約システムを導入した。サイズや日時などを事前にインターネットで予約してもらい、密になりやすい受付場所での手続きを簡略化させる。また、屋内レストランのテークアウトメニューを充実させ、車内や屋外でも食事ができるように配慮するなどして、19日のオープンに備える。

 奥利根スノーパーク(みなかみ町)は、レストランのテーブルやドアノブなどに抗ウイルスコーティングを施した。水上高原スキーリゾート(同町)では、スキーやスノーボードのレッスンで受講料が最大8000円引きになるサービスを実施。プライベートレッスンの受講を促し、客同士の密接回避につなげる。

 12日にオープンした草津温泉スキー場(草津町)は、感染予防の独自ガイドラインを作成。受付やレストラン入場口への自動検温器の設置や、グループ以外のリフトの相乗り禁止、肌に直接触れるグローブのレンタル中止など場面に応じた対策を徹底し、利用客にも協力を呼び掛ける。

 運営する草津観光公社の長井英二社長は「Go Toが一時停止となり、どのくらい客足に影響するか分からない。ただ、年末年始は家族連れが来てくれる期間でもあるので、安心して楽しんでもらえるよう、感染防止対策を万全にしたい」と話した。

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