コロナ急拡大 群馬県 あすから警戒度4  県民に外出自粛要請
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 新型コロナウイルスの感染の急拡大を受け、群馬県は17日の対策本部会議で、県指針に基づく警戒度を全県で、最も深刻な4に引き上げることを決めた。19日から県民に不要不急の外出自粛を要請する。営業時間短縮の要請地域に大泉、邑楽両町を追加し、22日からの協力を求める。感染者の増加が収まらず、医療体制が今後さらに厳しくなる恐れがあることから判断した。

◎県内新たに48人陽性
 17日に県などが発表した新規陽性者は48人。県内での感染確認は累計1819人(うち28人死亡)となった。

 外出自粛の要請は全県を対象に現時点で来年1月8日までとしている。行き先は県内外を問わず自粛を求める。生活物資の買い出しや通勤、通院など、日常生活に必要な外出は除く。

 営業時間の短縮では、既に要請が始まっている桐生、伊勢崎、太田、館林、みどりの5市に生活圏が一部重なる2町を加えた。要請内容は変更せず、酒類を提供したり、接待を伴ったりする飲食店やカラオケ店に、今月28日まで午後10時以降の営業自粛を求める。

 全期間で短縮に応じた店舗への協力金について、県は国の方針により増額支給できることを明らかにした。5市の店舗は28万円から54万円に増額する。追加の2町では28万円となる。

 新規発券を停止している「Go To イート」は、発券停止を来年1月11日まで延長する。

 学校での部活動について、笠原寛県教育長は「感染リスクを高める恐れがある行動は控えてもらうのが原則」との考えを示しつつ、具体的な対応は今後検討するとした。

 新型コロナ患者を受け入れる病床の稼働率は17日夜の時点で58.2%に上がった。12月に入り上昇傾向が止まらず、県は1日当たりの新規陽性者が50人規模で続けば、数日のうちに稼働率が70%程度に達する恐れがあるとしている。

 受け入れ病床は既に、県が確保した上限の335床で運用されている。県指針で警戒度4に当たる病床稼働率は70%以上とされるが、さらなる逼迫ひっぱくを防ぐために現時点で警戒度の引き上げに踏み切った。17日の臨時会見で山本一太知事は「数日中に医療崩壊が現実になるという最悪のシナリオも考えないといけない段階」とした。

 同日に陽性判明が発表された48人のうち、2人はクラスター(感染者集団)が発生した恵愛堂病院(みどり市)の職員だった。同病院での陽性確認は計21人。

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