立ち往生や停電… 記録的大雪に募る不安「やまぬ雪 心配だった」
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関越道上り線で立ち往生した車列=18日午前11時5分ごろ、新潟県の六日町IC付近(共同通信社ヘリから)
関越道上り線の立ち往生した車列付近で続いた除雪作業。車は順番に移動していた=18日午後3時半ごろ、新潟県南魚沼市(共同。画像を一部加工しています)

 今季最強の寒気で記録的な大雪に見舞われた群馬県内は18日、除雪作業が進み、高速道や幹線道路などの交通渋滞は徐々に解消された。一方、北部では雪かき中のけがやスリップ事故、停電が相次いで発生。生活への影響が依然として続いている。19、20の両日にかけて再び大雪になる恐れがあるとして、前橋地方気象台は積雪や路面凍結による交通障害、雪崩に注意を呼び掛けている。

◎立ち往生 空腹満たしたビスケット
 上下線で最大計約2100台の車が立ち往生した群馬、新潟県境付近の関越道。本県を含む区間では、下り線の湯沢インターチェンジ(IC)―水上IC間で多数の車が立ち往生したが、18日朝までに解消した。

 「雪がいつやむのか分からず心配だった」。埼玉県春日部市の男性(64)は、営業先から帰る途中で渋滞に巻き込まれ、新潟県の塩沢石打ICの約3キロ手前で立ち往生した。

 雪用の靴がなく、18日午前1時半までの30時間余りを車の中で過ごした。上着で寒さはしのげたものの、情報の少なさと降り続く雪に不安は募った。17日夕に支援物資が届き、「空腹だったのでビスケットがうまかった。小降りになった時は本当に安心した」と安堵あんどの表情で振り返った。

 全国最大の積雪に見舞われたみなかみ町藤原地区。一気に大量の雪が降ったため、分厚い雪に屋根が覆われ、重さでひさしが曲がってしまった家もあった。林雄郷さん(57)は「雪にドアがふさがれ、こじ開けて自宅から出た」と疲れをにじませ、「過去の豪雪と比べても多い。1人暮らしのお年寄りもいるので、県などには災害として対応してほしい」と訴えた。

 雪によるけが人も出た。利根沼田広域消防本部によると、同町内で18日、70代男性が屋根から雪を下ろそうとしたところ、はしごから転落して軽傷を負った。40代男性は除雪機に脚を巻き込まれて負傷した。

 気象台によると、18日の群馬県内は、高気圧の影響で北部を含む広い範囲で晴れ間が広がった。だが、19、20の両日にかけては冬型の気圧配置が強まり、再び大雪が懸念される。19日昼からの24時間降雪量は北部の山地で60~80センチを見込んでいる。

 JR上越線は19日、長岡―水上間は上下線を終日運休する。

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