7市町に山本知事、飲食店時短を11日まで要請延長 「イート」利用自粛も
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 新型コロナウイルス感染拡大を受け、群馬県の山本一太知事は24日の会見で、新型コロナ特別措置法に基づき桐生、伊勢崎など7市町の接待を伴う飲食店などに28日まで求めている営業時間の短縮要請を2週間延長すると発表した。飲食業界支援の「Go To イート」の発行済み食事券の利用も同日から来年1月11日まで自粛するように呼び掛けた。

 時短要請の延長は来年1月11日まで。対象は現在と変わらず桐生、伊勢崎、太田、館林、みどり、大泉、邑楽7市町の接待を伴う飲食店と酒類を提供する飲食店、カラオケ店で、午後10時~午前5時の営業自粛を求める。全期間を通じて協力すると1店舗当たり56万円を支給する。29日から新たに協力した事業者も協力金の支給対象となる。

 延長分の協力金申請は1月下旬から受け付ける予定。支給時期については「受け付け後、最短で1週間ぐらいで支給したい」(鬼形尚道産業経済部長)との目標を示した。

 一方、発行済み食事券の利用自粛は同法に基づかない協力の呼び掛け。会食など店舗での食事を想定し、宅配や持ち帰りへの利用は自粛を求めていない。山本知事は「政府の分科会での議論などを踏まえると、やはり会食を通じて感染が拡大する可能性が高い」と理由を説明した。新規発券は既に停止している。

 山本知事は「人の動きが多くなる時期だからこそ、こうした手段を講じなければならない」と理解を求めた。年末年始の帰省や初詣、忘年会、新年会も延期や時期、時間帯の分散を含めて慎重に判断するよう呼び掛けた。

 県による外出自粛要請は1月8日まで。時短要請などとのずれについて、県は「要請の開始時期に違いがあったため」と説明している。外出自粛要請は状況を見ながら延長も検討する。

◎食肉処理場でクラスター 県内新たに43人陽性、2人死亡

 新型コロナウイルス感染症で、県と前橋、高崎両市は24日、検査で新たに10歳未満から80代までの男女43人の陽性が判明し、入院中の80代の男女2人が死亡したと発表した。県内での感染確認は累計2044人(うち35人死亡)となった。

 太田市の民間食肉処理場では同日までに20~70代の従業員12人の陽性が判明、県はクラスター(感染者集団)が発生したと判断した。厚生労働省はこれまでに食品を介して感染した事例の報告はないとしている。

 一方、県は感染拡大への対応とワクチン接種に向けた準備のため、来年1月4日付で、新型コロナ対策の人員を計35人増やす。県所管の10保健所に15人、感染症危機管理室に8人をそれぞれ増員する。ワクチンが実用化された場合の早期接種を目指すため、薬務課内には新型コロナウイルスワクチン接種準備室を新設し、12人配置する。

 県は25日に外国語専用のホットライン(027-212-0010)も開設し、19言語で相談に応じる。

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