新型コロナ 困窮者に支援を 太田で個別相談や食料配布
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無料相談に併せて米や野菜が配布された会場=28日、太田市

 不況や新型コロナウイルスの影響で生活に不安を抱える人を対象に、「年末困りごと相談会in太田」が28日、群馬県の太田市天神公園内の浜町会館で開かれ、約30人が弁護士らによる個別相談を受けた。

 県内の法律や福祉の専門職らでつくる「反貧困ネットワークぐんま」(前橋市)が、外国人の生活支援を行うNPO法人北関東医療相談会(太田市)と共同で主催した。

 8月に失業した同市の60代日系ブラジル人男性は、弁護士から生活保護の受給を勧められ、支援者と一緒に市役所へ向かった。男性は「先が見えず心配だった。相談に来なければ、来年どうなっていたか…」とほっとした様子だった。

 会場では困窮者向けに食料も配布。開始時には多くの人が列を作り、約60人が野菜や米、レトルト食品などを受け取った。失職中で1人暮らしの40代女性(同市)は毎日、うどんとパンでしのいでいたという。「気持ちがめいっていたが、前向きになれた。久しぶりにカレーが作れるかも」と笑顔を見せた。

 反貧困ネットワークぐんまの仲道宗弘代表は「予想以上に多くの方が訪れた。県内にはコロナ禍による困窮者がもっとたくさんいるだろう」とし、北関東医療相談会の塚本巌理事は「コロナ禍で、埋もれた声を拾い上げるのは一筋縄ではいかない。今後も模索して幅広い支援をしていきたい」と強調した。

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