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2020年に群馬県内で発生した交通事故の死者数は前年比16人(26.2%)減の45人で、統計を始めた1953年以降最少だったことが4日、県警のまとめ(速報値)で分かった。人身事故件数や負傷者数もそれぞれ2割以上減少。新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛や学校の休校に加え、あおり運転の厳罰化などが押し下げの要因になったとみられる。
県警交通企画課によると、年間死者数は53年の86人から増加傾向で、72年が351人でピーク。その後は82年の152人まで減少傾向だったが、再び増え始めて94年は256人に上った。2007年に100人となり、17年67人、18年64人、19年61人と、近年は60人台を推移していた。
20年の死亡事故状況の内訳は、歩行中が16人(前年比3人減)、自転車に乗車中が4人(2人減)、車の運転中が12人(9人減)、車に同乗中が3人(4人減)、二輪車の運転中が9人(1人増)、その他に分類される建物内への衝突事故が1人(1人増)だった。
夜間の死亡事故や、高齢者が過失の重い「第1当事者」となる死亡事故がそれぞれ大幅に減少。65歳以上の高齢者の死者は前年から10人減って24人で、53.3%を占めた。
人身事故の発生件数は前年比21.7%(2565件)減の9266件で、負傷者数は21.8%(3232人)減の1万1613人となった。
同課は、近年は人身事故件数が減少傾向にあるとした上で、コロナ禍での「外出自粛や学校の休校などにより交通量が減り、減少幅が大きくなった可能性がある」と分析する。高齢者の絡む事故の減少が目立ったとして、「高齢者の事故防止対策を続けてきたことが影響したのではないか」とし、引き続き啓発に努める考え。
警察庁によると、20年の全国の交通事故死者数(速報値)は、前年より376人少ない2839人で、統計がある1948年以降最少で、2000人台は初めて。過去最多だった70年の1万6765人に比べ6分の1近くまで減少した。
同庁によると、全体のうち65歳以上の高齢者は前年より186人少ない1596人で、56.2%を占めた。
事故件数は全国で30万9000件、負傷者数は36万8601人で、共に前年から減少した。