富岡製糸場、客足激減12日は38人 災害時除き最少か
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富岡製糸場

 世界文化遺産、群馬県の富岡製糸場の入場者が、12日は38人にとどまったことが富岡市への取材で13日分かった。新型コロナウイルスの感染急拡大に伴う1都3県での緊急事態宣言の再発令で、東京圏からの訪問者が急減した。平時のハイシーズンは1日に数千人が訪れることもあり、災害時を除けば過去最少とみられる。

 製糸場の今月の入場者は元日が320人で、6日までは100~600人台を推移。7日は59人、8日は50人だった。12日までの合計は2983人で、前年同期(1万1402人)の3割未満まで減少。13日もわずか45人だった。

 昨年4、5月の休業明けの6月でも、最も少ない日は62人だった。冬季は例年も客足は鈍る傾向にある。

 入場者の激減に、担当者は「感染予防の観点ではやむを得ない。ワクチン接種の早期普及などを待つしかない」と話した。

 本年度の入場者は、前年度の半分の22万人程度になる見通し。遺産登録された2014年度(133万人)の2割未満になる。年々の減少傾向に新型コロナが追い打ちをかけている形。見学料が減って運営費が1億3000万円余り足りず、市は一般財源で工面する方向で調整する。

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