旧群馬町一家殺害から23年 遺族「一日も早い解決を」 県警、情報提供呼び掛け
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駅利用者らに情報提供を呼び掛ける警察官=14日午前、JR高崎駅

 1998年1月に群馬県の旧群馬町三ツ寺(現高崎市)で一家3人が殺害された事件から23年となった14日、群馬県警はJR高崎駅で、殺人容疑で指名手配されている小暮洋史容疑者(51)に関するチラシなどを配布して情報提供を呼び掛けた。事件で両親と祖母を亡くした女性(43)は上毛新聞の取材に「時間は止まってくれず、受けた心の傷も癒えず、事件の風化を防ぐことすらできずに過ごしてきた。一日も早い事件の解決を願うばかり」と心境を明かした。

 小暮容疑者は仕事で知り合った女性にストーカー行為を繰り返し、98年1月14日夜に旧群馬町三ツ寺の女性方で、女性の両親と祖母の3人を殺害、車で逃走したとされる。

 女性は「犯人を許すことは到底できず、逃げ続けている現実を受け止めることもできない。この歯がゆさや悔しさ、むなしさはどうすることもできず、日々苦い水を飲まされているような思い」と述べた。

 捜査本部によると、事件発生から昨年12月末までに寄せられた情報は2620件。うち9割が容疑者に関するもので、残り1割は車に関するもの。年間100件前後で継続的に情報提供があるものの、有力な手掛かりは得られていない。

 県警の田村宗二捜査一課長は「県警として被害者、ご家族の無念を晴らすため、組織一丸となって捜査に取り組んでいく。あらためて検挙のための情報提供をお願いしたい」と協力を求めている。今回は新型コロナウイルス感染予防のため、チラシなどの手渡しを控え、通行人に手に取ってもらう形式にした。

 警察庁は事件解決に結び付く情報提供に対し、最高300万円の報奨金を支払う。情報は高崎署の捜査本部(フリーダイヤル0120-547-590、027-328-0110)へ。

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