発生20年 情報提供を 旧群馬町一家3人殺人事件で県警
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
全国各地に掲示されている、情報提供を呼び掛けるポスター
事件現場を調べる捜査員=1998年1月15日

 1998年1月に旧群馬町(現高崎市)で起きた一家3人殺人事件は14日で発生から20年を迎える。群馬県警高崎署の捜査本部は殺人容疑で小暮洋史容疑者(48)を全国指名手配しているが行方は依然不明なままだ。事件を知る関係者は小暮容疑者の逮捕を願い、県警は事件解決を目指し情報提供を呼び掛けている。

 小暮容疑者は仕事で知り合った女性にストーカー行為を繰り返した後、98年1月14日夜に旧群馬町の女性の自宅で、女性の両親と祖母の3人を殺害し車で逃走したとされる。2010年に強盗殺人や殺人など最高刑が死刑に当たる罪の時効が廃止され、この事件の時効はなくなった。

 両親と交流があった高崎市内の女性(84)は、墓前に線香を上げ続けている。2人は物静かで気さくな人だったとし、「逮捕されてほしい半面、今も生きているのだろうかと疑問に思う時もある」と話した。

 事件現場付近に住む80代男性は、規制線が張られて物々しい雰囲気だった状況を鮮明に覚えているという。「一報を聞いた時はショックだった。事件を一生忘れることはない」

 県警は県内各地をくまなく調べたが、小暮容疑者の足取りをつかめなかった。「群馬33も8670。容疑者の車のナンバーを今もはっきり覚えている」と元警察官の60代男性。捜査は難航したと振り返り、「どこかで必ず生きている。必ず逮捕してもらい、罪を償ってほしい」と話した。

 高崎署の捜査本部は58人態勢で小暮容疑者の行方を追い、月命日の14日には駅などで情報提供を呼び掛けている。昨年末までに寄せられた情報は1654件に上るが、有力な手掛かりは得られていない。

 県警の都筑誠捜査1課長は「逮捕の鍵は言うまでもなく所在の解明。情報提供をお願いし、逮捕につなげたい」と話している。

 情報は捜査本部(電話027-328-0110、フリーダイヤル0120-547-590)へ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事