入居者に暴行か 男性介護職員を解雇 前橋の住宅型老人ホーム
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 前橋市の住宅型有料老人ホームで今月、介護などを担当する男性職員が入居者に全治4週間の大けがを負わせていたことが25日、関係者への取材で分かった。施設側は入居者への暴行行為に当たるとみて、男性職員を12日付で解雇した。群馬県警前橋署や同市が事実関係を詳しく調べている。施設によると、この職員による他の入居者への暴行は確認されていないという。

◎12日に前橋署が捜査 21日には市が立ち入り調査を実施
 別の職員が10日朝、入居者の1人に、頭の左側と両頬に内出血のような症状があるのを見つけ、発覚した。施設が、9日夜から勤務をしていた男性職員に聞き取りをしたところ、「介助をしている際に、誤って(入居者を)ベッドの柵にぶつけてしまった」などと説明したという。入居者の家族には10日に連絡して謝罪した。

 施設によると、入居者は急性硬膜下血腫と診断された。家族の意向で現在も施設に入居している。聞き取りでは男性職員は「故意ではなかった」と暴行を否定し、介助を行っていた際の不注意だったと主張している。

 上毛新聞の取材に、施設長は「入居者がけがをしたという事実を重く受け止めて解雇を決めた。入居者や家族に対して大変申し訳なく思っている」と話した。

 施設によると、12日に前橋署の捜査を受けたのをはじめ、21日には市介護保険課が立ち入り検査を行ったという。市と同署はともに「個別の案件についてはコメントを控えたい」としている。

 この施設には40~100歳代の計112人が入居。介護を必要とする入居者も多く、併設の事業所を含めて看護師51人と介護士53人が勤務している。

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