繭生産量 戦後最少30トン割れ 本年度県内 高齢化や猛暑が影響
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 2020年度の群馬県内の繭生産量は前年度比16.7%減の29.98トンだったことが27日、県のまとめで分かった。減少は5年連続。30トンを割り込み、戦後としては最少を更新した。養蚕農家の高齢化による生産規模の縮小のほか、猛暑などの異常気象が影響した。

 県蚕糸園芸課によると、20年度の蚕期ごとの生産量は春11.69トン、夏5.41トン、初秋1.80トン、晩秋8.41トン、初冬2.67トンと、いずれも前年度を下回った。春の減少率は20%と最も高く、長雨が影響したとみられる。

 19年度に102戸あった県内の養蚕農家は、高齢化などによる廃業で86戸まで減少した。一方、14年度の「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界文化遺産登録以降の新規参入者と参入希望者は計31戸(平均年齢39.4歳)となっている。

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