PCR陽性者の重症化予測に指標 パース大と衛環研が研究成果発表
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 新型コロナウイルス感染症に関する研究で、群馬パース大学は17日、PCR検査の陽性者のうち、発症後5日以内に肺炎症状を示した70歳以上で一定量のウイルスがある人が、重症化しやすく致死率が上昇するとの研究成果を発表した。

 研究は県衛生環境研究所と共同で、昨年2月15日~10月31日に採取した検体で陽性となった370例を解析。年齢やウイルスの量、体温、肺炎の有無、経過などを詳細に調べて明らかにした。

 中心となった同大大学院の木村博一教授は「5日以内の段階では重症化している人は少ないので、疾病を管理するための有効な判断材料になる。重症化を防ぐための早い投薬にもつなげられる」と意義を説明している。

 重症化のリスクとして、これまで年齢や基礎疾患の有無などが挙げられているが、発症早期で臨床的に明確に重症化を予測する指標はなかったという。研究成果はスイスの専門誌「ウイルス」の15日付電子版に掲載された。

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