大泉、公共施設休止長引く 「いつまで」町民ため息
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利用の休止を呼び掛ける看板=大泉町朝日の御正作公園

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため独自の緊急事態宣言を出している群馬県大泉町で、昨年末から図書館や公民館、体育館、公園といった公共施設の利用休止が続いている。やむを得ないとする声の一方、隣接する市町では利用制限なく開放されている施設が多いため、「なぜ大泉だけ」「いつまで続くのか」といった不満もくすぶる。町内の中学校では部活動の中止が続き、子どもたちの体力低下も懸念されている。

◎理解はするが…


 「大好きなグラウンドゴルフができなくて、毎日がつまらない」。こう嘆くのは町内に住む70代の男性。利用休止までは、平日の午前に気の置けない仲間とプレーを楽しんできた。「感染防止策として理解はできる」とするものの、屋外を含めた全ての公共施設を一律に休止する措置には納得できない様子だ。

 町は、県が独自指針に基づく警戒度を最も深刻な4に引き上げた昨年12月19日に、18歳以下への運動施設の貸し出しを休止。その後も感染者数の増加傾向が続いたため、同26日には利用者の年齢を問わず全公共施設の利用を休止した。町は1月11日、昨秋に続いて2度目となる町独自の緊急事態宣言を出し、感染拡大阻止への姿勢を強めた。

 公民館や文化むらで外国人を対象に日本語講座や学習支援を行ったり、弦楽器のサークル活動に取り組んだりしている同町朝日の井野悦子さんも活動休止を余儀なくされている。「活動を再開したい」との思いは強いが、「メンバーの多くが60代以上なので、もうしばらく様子を見たい」。町の慎重姿勢に対して一定の理解を示す。

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