足利の山林火災 鎮火見通せず 北関東道が一部通行止めに
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空中から消火活動を行う第12ヘリコプター隊の輸送ヘリ=栃木県足利市(陸上自衛隊第12旅団提供)

 栃木県足利市西宮町の山林で起きた火災は24日も燃え続け、陸上自衛隊のヘリコプターの散水や足利市消防本部などによる消火活動が続いた。焼失面積は約76.5ヘクタールに及び、出火から3日たっても鎮火の見通しは立っていない。同日午後10時20分ごろから、北関東道は太田桐生IC(インターチェンジ)―足利IC間で全面通行止めになった。

 市によると、現場は両崖山(約250メートル)一帯で、ハイキングコースとして親しまれている。21日午後3時半ごろ、山林が燃えていると登山者から119番があった。22日からは同県の防災ヘリと陸自のヘリに加え、総務省消防庁を通じて出動を要請した茨城県や埼玉県などのヘリも出動した。

 陸自第12旅団の第12ヘリコプター隊(榛東村)は22日に栃木県知事の災害派遣要請を受け、輸送ヘリ「CH-47」で上空からの放水を開始。計4機のヘリを2機ずつ使用し、隊員約40人が活動に当たっている。

 桐生市消防本部は24日、消防隊員14人を派遣した。隊員は「ジェットシューター」という消火装置を背負い、放水作業を行った。10トンの水を積んだ大型水槽車も出動した。同市菱町の群馬大グラウンドが陸自ヘリ発着場となり、同市梅田町の桐生川ダムは消火用水の補給に使われている。

 太田市消防本部も消防隊員延べ40人を派遣。館林地区消防組合は消防隊員18人と約10トンの水を積んだ水槽車1台を派遣した。

 延焼は続き、足利市は24日までに約180世帯に避難勧告を出した。午後7時時点で、21世帯37人が市の施設に避難している。現場近くの市立中1校が休校。25日はこの中学のほか、県立高3校が休校する。

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