高齢者のインフル接種率72% 今季報告は患者10人のみ
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 新型コロナウイルス感染症との同時流行に備えたインフルエンザワクチンの予防接種について、群馬県は5日、今季は無料化対象の65歳以上の高齢者らの接種率が、昨年12月時点で72.0%だったと明らかにした。例年の55%程度を大きく上回る。医療機関からのインフルの報告数はいずれも2月末時点で、昨季の約1万5千人に対し、わずか10人。専門家はマスクなどのコロナ対策や接種率の高まりに加え、新型コロナの流行によってインフルエンザのウイルスが抑制されている可能性を指摘している。

 接種の無料化は、同時流行した場合に医療機関の負担や混乱を軽減するのが狙い。予防接種法に基づく定期接種で対象とする65歳以上の高齢者と特定の基礎疾患がある60~64歳で実施されている。接種費用は、例年の市町村の助成に加え、県が今季に限り自己負担分を支払っている。

 県によると、集計が可能な昨年10~12月に無料化対象の41万1983人が接種を受けた。月別の接種人数は無料化が始まった10月に最も多い約28万人だった。県は無料化や同時流行への恐れなどから、例年になく県民が積極的に接種を受けたとみている。

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