中高生の自転車通学中の事故 群馬県19年、また全国ワースト
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 2019年に群馬県の中高生が自転車通学中に交通事故に遭った割合は全国で最も高かったことが、自転車駐車場整備事業を行う法人などでつくる民間団体「自転車の安全利用促進委員会」(東京都)の調査で分かった。高校生は調査が始まった14年から6年連続、中学生は17年の2位以外でワースト1位が続いており、県教委はヘルメット着用強化などに力を入れる。

 調査は中学生と高校生それぞれの1万人当たりの事故件数を算出した。群馬県の中学生は33.78件(前年比14.82%増)、高校生は109.11件(同7.24%減)で、ともにワースト2位を大きく上回った。同委員会によると、群馬県は自転車や自動車の利用率が高く、通学路に幹線道路や死角の多い住宅街などが多いことが背景とみられるという。

 群馬県は1年生の事故件数も中学生が44.29件、高校生が136.76件でともに全国ワースト1位だった。1年生の事故は全国的に多い傾向があり、同委員会は「慣れない通学路の危険箇所の確認、自転車の交通ルール順守などの指導が求められる」と指摘している。

 自転車に乗る際のヘルメット着用を県民の努力義務とする改正県交通安全条例が1日に施行されたことに伴い、県教委は本年度、県内のモデル校にヘルメットを無償配布し、高校生の着用指導を強化する。生徒が主体的に着用率向上を議論する協議会を立ち上げるほか、オンラインや少人数でのセミナー開催も検討する。

 県教委は「新入生には毎年交通指導をしているが、緊張のほぐれる5、6月に事故が増える傾向は変わらない。注意喚起に努めたい」としている。(飯島礼)

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