夢のGⅠ皐月賞に出走 上毛かるた由来「アサマノイタズラ」 馬主の星野さん「18日の本番へ調整順調」

 「上毛かるた」由来の競走馬でGⅠ制覇を―。群馬県高崎市の金属加工会社会長、星野寿市さんが所有するアサマノイタズラ号(3歳・牡)が、18日に中山競馬場で行われるJRA(日本中央競馬会)の最高峰レース、皐月賞(GⅠ)に出走する。クラシック三冠競走に位置付けられるビッグタイトルで、優勝は騎手や馬主らの夢だ。星野さんは「本番に向けて調整は順調。好走して、群馬を盛り上げたい」と願っている。

 アサマノイタズラは、上毛かるたの読み札として県民に親しまれている「浅間のいたずら 鬼の押出し」から命名。2戦目で初勝利を収めた。クラシックへの登竜門となるトライアル競走のスプリングステークス(GⅡ、3月21日)では、7番人気ながら僅差の2着と健闘。皐月賞の優先出走権を獲得した。

 星野さんは近年、毎年1頭ずつ、かるたの読み札に由来する馬名を付けており、これまでライトカラカゼ(雷と空風 義理人情、牡6歳)、ヘイワノツカイ(平和の使徒 新島襄、牡5歳)、ココロノトウダイ(心の燈台 内村鑑三、牡4歳)がいる。

 昨年、ココロノトウダイはクラシックを目指したものの、惜しくもかなわず、星野さんにとって「上毛かるた」軍団での出走は悲願だった。

 アユサン号で制した2013年の桜花賞以来、2度目のクラシック。「まずは権利を取りたいと思っていたからひと安心」と感慨深そうに語る。新型コロナウイルス感染拡大の影響で現地観戦できるかは流動的だが、「騎手には強気に乗ってほしい。日本ダービー(5月)の出走につながれば」と話している。

 現在、アユサンを母に持つ2歳の牡馬が今年のデビューを控えており、「エンギダルマ」と命名する予定という。星野さんは「いつまで続くか分からないが、最後は『ツルマウカタチ』で締めたいね」と笑顔を見せた。(堀口純)

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