アーツ前橋次期館長巡り 「現代美術の専門家を」 芸術家ら市に要望書
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 前橋市の美術館「アーツ前橋」で住友文彦氏が3月末に館長を退任したことを受け、市内在住の芸術家4人が呼び掛けた「アーツ前橋を応援する会」(八木隆行代表)は5日、同館運営を巡る要望書を市に提出した。次期館長には現代美術の知識が豊富で、学芸員の雇用態勢の改善などに取り組める人材を選任するよう求め、海外を含む市内外から集まった1007筆の署名簿も提出した。

 住友氏の退任後、同館は行政職員が館長を兼務している。

 要望書は、これまで同館が展開してきた地域に根差した芸術活動や、芸術の枠を超えた社会課題への取り組みなどを評価。「これらの成果は専門職館長の下、学芸員が市民と協働することで実現できた」とした。こうした取り組みを継続するため、「芸術という資源を適切に扱える、現代美術を専門とした人材の起用を望む」とした。

 また、2013年の開館以降、学芸員が10人辞めたことや、昨年の作品紛失問題を指摘。学芸員が適切に作品を管理し、専門性を発揮できるようにするために、館長には雇用態勢の改善や労務管理に取り組める人材が必要だと求めた。
(栗原綾菜)

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