《みんなの疑問 特別取材班》高崎駅東口はなぜ混雑? 一般車マナー一因か 送迎バス、増便でもルール徹底
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 「JR高崎駅東口の混雑は学校や企業の送迎バスが原因ではないか」。こんな質問が「みんなの疑問 特別取材班」に寄せられた。群馬県内最大のターミナルで、朝夕の通学通勤時間帯には確かに送迎バスがせわしなく行き来する。コロナ禍で乗客の密を避けるため増便もしているらしい。ただ、高崎市によれば、運行する学校などはそれぞれ滞留防止のルールを作っている。周辺の混雑や渋滞は、一般客のマイカーのマナーにも一因がありそうだ。

◎停車台数調整

 4月中旬の平日午前7時半ごろ。制服姿の高校生やスーツ姿の会社員らが東口の送迎バス乗り場に列をつくっていた。現在は高校、大学、専門学校、企業を合わせて12団体が市に申請して利用している。通勤通学時間帯の同7、8時台や午後5時台になると、5台分の停車スペースはいっぱいだ。

 明和県央高(高崎市)は昨年度まで西口で送迎をしていたが、4月から東口に変更した。同校担当者は「生徒の乗降場所が広く、安全に乗り降りできる」と理由を話す。

 市によると、新型コロナウイルス感染拡大以降は車内の3密を防ぐため、各団体がバスの便数を増やしている。ただ、従来から混雑と渋滞緩和のため、各団体はバスの出発時刻を毎時10分間隔とし、停車できるのは出発10分前からとするルールを決めている。増便後も一度に止まる台数は5台以内となるように調整しているという。

 コロナ流行前の4台から7台に増やしたIHIエアロスペース富岡事業所(富岡市)は「増便しても企業、学校ともにルールを守っているので混乱は生じていない」とする。

◎狭いロータリー

 では、なぜ渋滞や混雑が起きるのだろうか。市は東口のロータリー面積が他県の主要駅に比べて狭いことを認めつつ、「一般の送迎車も要因になっているのではないか」と分析する。

 東口に2列ある一般車向け乗降レーンに時折、停車時間の長い車がいたり、前の車との間隔が広かったりしてレーン内に駐車できる台数が減り、入り口に一般車が滞留することがあるためだ

 市が「前につめてください」との看板を付けても、なかなか改善が見られないという。市都市計画課は「一般車には駅直結で20分間駐車無料の『東口駐車整理場』なども利用してほしい。各車両が安全に出入りできるよう今後も調整していきたい」としている。

 特別取材班には学校などの送迎バスに替え、「新たに路線バスを設ければ、公共交通の活性化も図れる」との提案も寄せられた。これに対し、同課は「学校、企業でそれぞれ行き先が違い、路線バス化は難しい」との見方を示している。
(吉野友淳)

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