市課長補佐らを再逮捕 県警、別の入札漏えい容疑で 前橋官製談合
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段ボールを運び出す捜査員=27日午後7時35分ごろ

 前橋市発注の公共工事を巡る官製談合事件で、別の工事の指名競争入札で非公表の予定価格を漏らすなどしたとして、県警捜査2課と前橋、前橋東両署は27日、官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の疑いで、同市契約監理課長補佐の男(50)と業者の元役員2人を再逮捕した。県警は、入札情報を知り得る立場にあった課長補佐が、常習的に漏えいをしていた可能性もあるとみて調べている。

 他に再逮捕されたのは、建設会社の元代表取締役の男(69)、別の会社の元代表取締役の男(58)の両容疑者。

 再逮捕容疑は課長補佐が建設会社の元代表取締役と共謀し、昨年6月26日の汚水処理施設(同市粕川町込皆戸)の整備に関する入札で予定価格3744万円を漏らし、建設会社に3690万円で落札させた疑い。予定価格に対する落札率は98.6%だった。

 また、課長補佐は別の会社の元代表取締役と共謀し、昨年12月1日の石関公園(同市石関町)の遊具整備の入札で、予定価格367万円を漏らし、この会社に345万円で落札させた疑い。落札率は94.0%だった。

 県警は認否を明らかにしていない。汚水処理施設の入札は69歳の元代表取締役の会社を含む10社、石関公園は58歳の元代表取締役の会社を含む7社がそれぞれ指名されていた。

 3容疑者は7日、官製談合防止法違反などの疑いで県警に逮捕され、当初の逮捕容疑は27日に処分保留となった。

◎市役所を家宅捜索

 前橋市発注の公共工事を巡る官製談合事件で、県警は27日、同市役所を家宅捜索した。

 午後5時55分ごろ、スーツ姿の捜査員約20人が物々しい雰囲気で庁舎に入った。同日再逮捕された課長補佐(50)が務めていた契約監理課などを約1時間40分にわたって捜索。押収した資料などを入れたとみられる段ボールを運び出した。

 1回目の逮捕時に続いて捜索が行われたことに、市の20代女性職員は「市のイメージがまた低下してしまう」と嘆いた。

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