例年に程遠く先行き不安視 GW初日の群馬県内観光地 愛郷ぐんま中止や緊急事態宣言響く
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大型連休初日の29日、あいにくの雨となった伊香保温泉の石段街

 新型コロナウイルス感染拡大の中でゴールデンウイーク(GW)がスタートした29日、群馬県内の観光地や宿泊施設では例年ほどのにぎわいは見られなかった。県内の宿泊施設に泊まった県民の宿泊費を補助する県事業「愛郷ぐんまプロジェクト」が同日から当面中止となり、東京都などでは緊急事態宣言が発令中。観光関係者は先行きの不安を口にし、感染予防策を徹底するとしている。

 「緊急事態宣言が出る前から宿を予約していたので来た。せっかくなので感染症予防をしながら楽しみたい」。東京都品川区から草津温泉(草津町)を訪れた30代のカップルは、湯畑周辺の散策を楽しんでいた。草津温泉では昨年の緊急事態宣言時は休業した宿泊施設も目立ったが、今年は多くが営業を続けており、湯畑などには若い観光客の姿が見られた。

 伊香保温泉(渋川市)でも昨年と比べれば石段街を散策する観光客が目立つとして、渋川伊香保温泉観光協会の担当者は「心配していたほど人は減っていないようだ。休業要請が重なった昨年と比べれば、まだ期待感がある」とみる。ただ、例年の書き入れ時とは程遠いのが現状だ。観光客の動きについて草津温泉観光協会の福田俊介事務局長は「昨年より多いが、都内の緊急事態宣言の後、東京圏客を中心に宿のキャンセルがあり、コロナがなかった2年前の7割程度にとどまる」と説明する。
(まとめ 関坂典生)

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