《新型コロナ》新規陽性113人で群馬県内の最多更新 感染の急拡大続く 病床稼働率58%に上昇
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 新型コロナウイルス感染症で、群馬県と前橋、高崎両市は8日、新たに10歳未満~90代の男女113人の陽性が判明したと発表した。1日の発表人数としては、「第3波」のさなかだった1月8日の100人を上回り過去最多。4月末からの大型連休を境に、感染の急拡大が続いている。県の政府に対するまん延防止等重点措置の要請判断にも影響しそうだ。

 県は大型連休中の4日に県指針に基づく警戒度を県全域で最高レベルの4に引き上げ、県民に不要不急の外出自粛などを要請。酒類を提供する飲食店など対象店舗には、8日から営業時間短縮の協力を求めている。

 ただ、こうした要請の効果が表れる以前に、感染の急拡大が顕著になっている状況だ。県によると、7日間の新規陽性者は8日までに521人で過去最多となった。およそ1カ月前の4月10日までの7日間では166人だったが、その後は増加ペースが加速している。

 感染が増加する傾向は、少なくとも大型連休の終盤から1週間程度は続くとみられ、今月半ばごろまで歯止めがかからない恐れがある。山本一太知事は7日の記者会見で、時短要請の効果を見極める必要があるとした一方、「時短要請からそれほど時間がたっていなくても、まん延防止等重点措置を要請することもあり得る」と述べた。

 県内での感染確認は、再陽性も含め累計6616人(うち106人死亡)となった。従来株より感染力が強いとされるN501Y変異株で、県は新たに男女14人の感染を確認したと公表。この変異株への感染確認は計189人となった。

 県警は8日、館林署で新たに署長を含む署員4人の陽性が判明したと発表した。署員の陽性は計5人となり、県はクラスター(感染者集団)が発生したと判断した。
 県警は陽性者を含め同署員ら計83人を自宅待機とした。本部から応援を派遣するなどして、同署の業務や治安に影響が出ないよう対応するとしている。署長の業務は、本部の広報広聴課長が代行する。

 新型コロナ患者を受け入れる専用病床の稼働率は8日夜時点で58.3%に上昇。4月下旬に30%台で推移した稼働率は、入院が必要な患者の増加に伴い急伸している。県は現在の専用病床422床に近く10床を追加し、今月末には目標とする450床の確保に努めるとしている。
(まとめ 山田祐二)

◎PCRの結果誤って伝える 安中・碓氷病院
 新型コロナウイルス感染症のPCR検査を巡り、安中市の公立碓氷病院は8日、同院で検査を受けた60代男性に対し、結果が出る前に誤って陰性と伝えていたと発表した。後日判明した結果は陽性だった。

 同院によると、男性は今月5日に検査を受けた。7日に陽性と分かるが、6日に陰性と伝えた。7日に正しい結果を伝えるまでの間に男性に不特定多数との接触があったかは確認中。濃厚接触者となった同居家族1人は8日に同院で検査を受け、陽性と判明した。

 通常は検査会社から送られてくる結果を見ながら受検者へ連絡するが、職員間のメモをもとに連絡したことが原因とみられる。同院は「検査結果を見ながら連絡することを徹底し、再発防止に努めたい」とした。

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