見頃のヤシオツツジ、切り倒される 赤城山、3カ所で被害 写真撮影の可能性も
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切り倒されたヤシオツツジ=10日

 群馬県前橋市の赤城山・鳥居峠周辺に自生するヤシオツツジが複数本切り倒されていたことが11日、分かった。県によると、県立赤城公園内の3カ所で少なくとも5本の被害が確認された。花は今が見頃で、写真撮影などのために切られたとみられ、県は被害届の提出を検討している。自然環境課の担当者は「誠に遺憾。他の人が楽しむためにも自然を大切にしてマナーを守ってほしい」と呼び掛けている。

 切り倒されていたのは同公園内の覚満淵が望める篭山の斜面。最も太くて直径6~8センチあり、岩の間に落とされていた。のこぎり状のもので切られたとみられる。

 同課は、写真をきれいに撮るためや、他のカメラマンに同じ写真を撮られないようにするために切られた可能性があるとみている。

 8日に観光で訪れた同市の50代男性は「きれいな写真を撮りたい気持ちは分かるが、いとも簡単に切り倒すのは信じられない」と憤る。近くの「赤城山頂駅記念館 サントリービア・バーベキューホール」店主の塩原勲さん(56)は「どんな理由であれ、身勝手な行動は許されない。マナーを守ってほしい」と訴えた。

 県条例は、県立公園内の樹木を許可なく伐採することを禁じており、違反した場合は5万円以下の過料を科す。

 県は今後、同公園内の見回りを強化する。状況が悪化した場合は、篭山への立ち入り禁止の措置を取ることも検討している。
(栗原綾菜)

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