横浜のヘビ脱走 ジャパンスネークセンターが動画で情報発信 自主的に現地調査、注意喚起も
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アミメニシキヘビの生態と注意点を伝える動画の一場面

 横浜市で6日に個人宅からアミメニシキヘビが逃げ出した問題で、群馬県太田市のジャパンスネークセンターが正しい知識の普及や啓発に一役買っている。センターの同種ヘビが獲物に食い付く映像を交え、「凶暴ではないが危険」などと生態や注意点をまとめて動画投稿サイトで公開。「正確な情報をありがとう」と評判になっている。担当した高木優さん(25)は17日、自主的に現地に入り状況確認と近隣への注意喚起に協力した。

 脱走判明は6日夜。体長3.5メートルの個体とあって、近隣住民に危険が及ぶのではと騒動になった。報道で脱走を知った高木さんは7日午前8時半、まずツイッターの公式アカウントに文字情報を投稿。攻撃的なのは空腹時と身の危険を感じた場合だけだが、巻き付かれたりかまれたりすれば危険だと伝え、「疑わしい物を見かけたら確認より先に通報を」と訴えた。

 9日には急きょ約6分の動画を作成しユーチューブの公式チャンネルで公開した。センターで飼育展示する同じ体長のアミメニシキヘビの姿を交えて「跳び掛かる距離は1メートル以上。遭遇したら2メートル以上離れて」「自分の頭より大きな獲物ものみ込む。乳幼児や中型までの犬猫は注意が必要」と啓発する。

 高木さんは迅速に情報発信した理由を「間違った情報が広まることや、周辺住民の不安を抑えたかった。住民の安全を守りつつ、ヘビに不当なマイナスイメージが付かないようにもした」と話す。

 上司や飼い主と相談した上で、17日には自主的に現地を調査した。飼い主宅の周辺にヘビが暮らせる可能性のある自然環境が広がっているという。脱走から10日以上たつが「まだ気温が低く、半径100メートル以内にいて、落ち着ける場所を探している可能性がある」と分析。近所を回って専門家であることを伝え、適切な注意方法を広めた。週内にもさらに詳しい生態や現地の状況を追加した動画を公開する予定だ。
(高野聡)

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