《コロナ現場発》まん延防止適用 繁華街、明かり消える 客通らず「ゴーストタウン」
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
太田市の繁華街「南一番街」は店の明かりが消え、自動販売機と無料案内所の光だけが辺りを照らしていた=17日午後8時15分ごろ

 「夜の街がこんなに暗いとは」―。新型コロナウイルス感染症対策で、緊急事態宣言に準じる「まん延防止等重点措置」が群馬県内の10市町に適用され、対象地域では17日夜、繁華街から明かりが消えた。午後8時までの営業時間短縮や酒類の提供自粛などの要請に従わない飲食店に対し、店名公表や20万円以下の過料といった罰則を科されるようになり、ほとんどの店が従っている。ただ、「店を開けなければ食っていけない」と闇に紛れて営業する店もあるようだ。

 太田市の繁華街「南一番街」。午後8時時点で飲食店が軒並み閉店し、「夜の店」の無料案内所の派手な光が辺りを照らしていた。案内所の男性は「昨年の緊急事態宣言の時もここまでではなかった。こんなに暗いのは東日本大震災以来だ。客がほとんど通らない」と諦め顔だった。

 「いつもの月曜は20~30軒の配達先があるのに、きょうは3軒だけ」。南一番街に空き瓶の回収に来た大泉町の酒類販売店の男性は嘆いた。取引先の9割がこの周辺の飲食店という。「酒類提供の自粛要請で、うちには売るものがない。県は、何か良いやり方を考えてくれないのか」と怒りをあらわにした。

 一方、暗い店の前で、客引きの男性が通行人に声を掛ける姿も見られた。キャバクラ店経営の30代男性は「明かりは消えているが、営業している店もある。従業員を抱えているから店を開けるしかない」と実情を明かした。
(まとめ 小泉浩一)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事