桐生製スーツで困窮者を支援 就活、仕事用にNPO 女性用を無償や格安で
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生活困窮家庭などに提供する女性用スーツ

 コロナ下での就職活動や仕事を支援しようと、群馬県桐生市のNPO法人キッズバレイ(星野麻実代表理事)は、地元企業が手掛けた上質な女性用スーツを生活困窮家庭に無償で配布する取り組みを22日から行うと発表した。ひとり親家庭には2000円で提供するなど格安販売も行う。いずれも同市や周辺地域の在住・在勤者を対象とする。生活必需品以外の購入をためらうような、経済的に苦しむ家庭を後押しする。

 繊維製品の企画販売を手掛けるフクル(同市天神町、木島広社長)から寄付を受けた女性用スーツ50セットと単品を活用する。同社オリジナルのブランドスーツで一点ずつ丁寧に仕立てられており、長く愛用できる製品という。

 セット内容はジャケットとボトム(同サイズ)を各1点。ボトムの種類はパンツセットが中心で、スカートセットは若干数。サイズは7~13号となり、7号と13号は数点のみ。カラーは黒、ネイビー、ライトグレーなどをそろえる。

 生活困窮家庭の学生と一般向けに22~31日に無償で配布し、ひとり親家庭の学生と子育て中の人には同期間に2000円で販売する。その他で必要としている人に対し、6月1日から在庫がなくなるまで5000円で販売する。配布、販売点数は1人1セット。単品に在庫がある場合のみ追加で1点購入できる。

 地域の子どもや子育て世代に対する支援に協力してもらうため、活動趣旨に賛同する人向けに寄付付きの応援購入も用意。同1日からジャケットとボトムの各1点セットを1万円で販売する。

 配布、販売の会場は同市本町の「コワーキング&コミュニティスペース『COCOTOMO(ココトモ)』」。希望者は受付時にアンケートに協力する。試着もできる。

 星野代表理事は「スーツを提供することが、悩みや困り事がある人の助けになればいい。一人でも多くの人に手に取っていただきたい」と呼び掛ける。木島社長も「コロナ下で洋服が不要不急な物とされる中、必要とされる人に活用してもらえたらいい」と話している。問い合わせは同NPO(0277-46-7486)へ。(千明良孝)

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