八ツ場観光の新たな目玉 ダム湖周遊の観光船お披露目 今秋から運行予定
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
観光船の前でテープカットする関係者

 八ツ場ダム湖「八ツ場あがつま湖」を周遊する観光船を準備していた群馬県長野原町は21日、町内の八ツ場林ふるさと公園の船着き場で進水式を開いた。桟橋工事などに時間がかかり半年遅れのお披露目。今秋に運行を始め、閑散期となる冬の観光の目玉とする。

 運航期間は11月から翌年5月までを予定。洪水対策で水位を下げる夏場は運行できない。昨秋の営業開始を目指したが、桟橋工事の遅れや今冬の渇水に伴う水位低下のため湖面に船を浮かべられなかった。運行開始までに船体を検査し、運航ルートなどを決める。

 船は全長14.1メートル、幅3.5メートル、旅客定員32人で2隻用意した。1隻は団体客向けで対面テーブル席を備え、もう1隻は座席のみで個人客を想定している。

 道の駅を経営する八ツ場ふるさと館(同町林、篠原茂社長)が運営し、同社では既に5人が船舶の操縦免許を取得したという。

 進水式では関係者がテープカットを行った。萩原睦男町長は「生活再建事業の全てが出そろい、八ツ場エリアの船出と捉えている」と話し、篠原社長は「町や八ツ場観光のため頑張っていく」と強調した。

 ダム建設に伴う生活再建の一環で、船着き場の桟橋や艇庫も含め、利根川・荒川水源地域対策基金4億3000万円を充てた。(関坂典生)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事