《記者め~る》事故防止、自ら心に“ブレーキ”を 交通違反の裁判傍聴で実感深まる
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 交通事故現場を取材し、交通違反に関係する裁判を傍聴する中で、交通ルールを守る大切さを改めて実感している。

 大型連休明けの6日、群馬県内では重傷以上の被害が出た交通事故が相次ぎ、速報値で4件に上った。渋川市では80歳の女性が亡くなる痛ましい事故も起こった。全ての事故をなくすことは難しい。だが、交通ルールを守れているか自分自身の運転を見つめ直し、走行速度を落とすなど小さな心掛けの積み重ねが事故防止につながるだろう。

 速度超過や無免許など道交法違反の罪に問われた男の公判を4月に傍聴した。昨年12月の逮捕時は、別の無免許運転などの罪で係争中だった。男は逮捕のわずか1週間前に、法廷で「二度と無免許運転はしない」と誓っていた。

 再度の無免許運転の発覚は、車両速度を自動計測する「速度違反自動取締装置(オービス)」で、速度超過が検出されたのがきっかけだった。

 被告人質問で、スピードの出し過ぎが重大事故を招く可能性があると認識しながらも、恋人と別れたストレスから自暴自棄になっていたなどと説明。担当弁護士は「もしも事故で他人をあやめてしまったら、あなたは責任が取れるのか」と男に問い掛けた。

 昨年、県警の固定式オービスによる摘発数は992件。多くは罰金が科され、逮捕に至るケースはまれというが、「もしも」が起こってからでは遅い。自動計測装置に取り締まられ、大きな後悔を抱くことになる前に、自らの心でブレーキを掛けてほしい。(飯島礼)

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