患者ら42人食中毒 前橋の群馬中央病院 ノロウイルスが検出、院内で調理
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 前橋市は5日、同市紅雲町の群馬中央病院で調理した食事を食べた20~90歳の男女42人が嘔吐(おうと)や下痢などの症状を訴え、一部の発症者の便からノロウイルスが検出されたと発表した。市は、共通する食事が他にないことから、同病院内で調理した食事が原因の食中毒と断定し、同病院に同日から3日間の調理業務停止を命令した。

 市衛生検査課や同病院によると、発症したのは入院患者と付属する介護老人保健施設利用者の計36人と、調理従事者を含む職員6人。重症者はおらず、全員快方へ向かっているという。

 原因と推定されるのは、入院患者らの食事として院内の調理室で1日昼に作った食事。メニューは鶏肉の揚げ物やカボチャの煮物、モロヘイヤのあえ物などだった。同じメニューを食べた189人の中から発症者が出た。

 同病院は3日から調理業務を自粛しており、再開までは外部で調理された食事を提供する。同病院は「患者、ご家族へ多大な苦痛とご迷惑をお掛けし、心より深くおわび申し上げます」とし、原因究明と再発防止に向けた取り組みを進めている。

 同市は、ノロウイルスによる食中毒について、流行が目立つ冬場だけでなく年間を通じて発生している点を強調、食品の十分な加熱などを呼び掛けている。(北沢彩)

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