まん延防止・時短要請応じぬ12店名を公表 群馬県HPで 店側は不満「協力金少ない」「見せしめかも」
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 新型コロナウイルス対策のまん延防止等重点措置対象区域で午後8時までの営業時間短縮要請に応じていないとして、群馬県は10日、6市の飲食店計12店に営業時間短縮を命令する文書を送付し、県ホームページ上で店名を公表した。重点措置を巡る県の命令は初めて。

 県によると、内訳は前橋2店、高崎4店、伊勢崎2店、太田2店、藤岡1店、安中1店。県職員による見回りや外部の通報などに基づく調査で午後8時以降の営業を確認した24店のうち、その後の複数回の要請に応じなかった店という。

 山本一太知事は同日の会見で「重点措置期間の終了間近だが、要請に応じた事業者との公平性の観点から公表すべきだと判断した。命令に応じてもらえない場合、過料なども検討する」とした。

 重点措置の適用期間は13日まで。コロナ対応の改正特措法は、命令に従わない事業者への過料を20万円以下と定めている。

 一方、店名を公表された店には不満もくすぶる。

 「協力金では損失分をカバーできない」。県西部の飲食店の店長は協力金の少なさに憤り、「従業員の雇用を守るためには今後も開けるしかない」と苦渋の表情を浮かべた。

 別の飲食店の男性経営者は「こんな状況でも来てくれる常連さんに、『帰れ』なんて言えない。これからも客の要望に応じて営業するつもり」と打ち明けた。周囲には隠れて営業を続けている飲食店があるといい、「うちが見せしめに使われたのかも。不平等だ」と不満を訴えた。(まとめ 吉野友淳)

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