誘電と白熱の投手戦 豪ソフト代表が練習試合 太田
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太陽誘電とオーストラリア代表の試合を見るために並ぶ観客

 東京五輪に向けて群馬県太田市内で事前合宿中の女子ソフトボールオーストラリア代表が21日、高崎市内に拠点を置く太陽誘電と練習試合を行った。地元の有力チームとの対戦とあって、一般公開した5試合のうち最も多い413人が来場。息詰まる投手戦を繰り広げ、0対0で引き分けた。

 開場の午前10時ごろ、受付の行列に並んでいた会社員の久保田晃さん(62)=邑楽町=は「(太陽誘電は)日本を代表するチーム。良いところを見せてほしい」と期待した。

 前日の山梨学院大戦に続き2日連続の観戦という大川恭子さん(75)=太田市=は「五輪の雰囲気を味わいながら地元チームとの戦いが見られるなんてとても楽しみ」と感激していた。

 ぐんま国際アカデミー初等部4年の女子児童3人はオーストラリアの国旗が印刷されたマスクを着用して来場。倉林蘭さん(9)は「ホームランが見たい。どっちのチームも負けないように頑張って」とエールを送った。

 練習試合はビデオや写真の撮影が禁止された。試合は両チームともなかなか安打が出ず、我慢の時間が続いた。最終回、太陽誘電は安打や二盗などで得点圏まで走者を進めたが、代表チームが好守で阻んだ。完投した尾崎望良投手は代表チームの強打を抑え、“完全試合”を達成。本県のレベルの高さを証明した。

 尾崎投手は上毛新聞の取材に「(代表チームは)合宿疲れもあったと思うが、とても良い雰囲気で臨んでいた。(五輪で)日本代表が良い結果を出してくれれば競技もまた盛り上がる」とコメントした。

 会社員の新井伸一さん(60)=伊勢崎市=は「見応えのある試合だった。実業団がここまで戦えるなら、日本代表もいけるんじゃないか」と声を弾ませた。

 予定されていた練習試合の一般公開はこの日が最後だが、今後についても調整していくという。(時田菜月)

◎豪州大使が観戦ソフト代表激励

 駐日オーストラリア大使のジャン・アダムズ氏は21日、太田市運動公園野球場を訪れ、東京五輪に向けて同市で事前合宿中の同国女子ソフトボール代表の練習試合を観戦し、選手を激励した。

 アダムズ大使は試合後のグラウンドに登場し、選手を激励。「新型コロナウイルス感染症が収束していない中での五輪開催に反対意見もある中、選手の皆さんのおかげで前向きに考える人が増えたと感じている。五輪女子ソフトボールの初戦となる日本対オーストラリア戦を楽しみにしている」と述べた。

 試合観戦中にアダムズ大使と清水聖義市長が懇談する場面もあった。アダムズ大使は「受け入れてくれた市長と市民に感謝する。この絆を長く続けたい」と感謝を伝えたという。

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