五輪開幕まで1カ月 準備終盤も火種は依然残ったまま 群馬県内、合宿や交流中止相次ぐ
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 新型コロナウイルスの影響で延期となった東京五輪は23日で開幕まで1カ月となった。五輪会場の観客数上限は「定員の50%以内で最大1万人」と21日に決まり、大会は開催可否の議論を経ないまま、実行段階に入った。変異株の拡大が懸念され、五輪を巡る国民の不安は依然として根強い。感染状況が悪化した場合には無観客に転じる可能性もあり、混乱の火種は残る。

 観客対応の決定を受け、大会組織委員会や政府は最終準備を急ぐ。観客上限を超えてチケットを販売した一部のセッション(時間帯)を対象に、異例の再抽選を実施する。ただ緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発令された場合、無観客を含めた対応を検討。東京都などへの重点措置が期限の7月11日で解除されるかどうかが焦点となる。

 県勢で五輪出場が予定されるのは、ソフトボールやフェンシングなど5競技計18人。県内の五輪ホストタウンでは、太田市がオーストラリア女子ソフトボール代表の事前合宿を6月1日から受け入れ、15日から練習試合を一般公開している。高崎市も7月中旬からポーランド女子テニス代表選手の事前合宿受け入れの準備を進めている。一方で、新型コロナを考慮し、合宿の受け入れや海外選手との交流事業の中止を決める市町村も相次いでいる。

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