平和への願い込め桐生織で折り鶴を 広島など向け17日制作
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 平和への願いを込め、子どもたちが桐生織の生地で大きな鶴を折る「桐生の『織づる』を届けよう!」が7月17日、桐生市東の織物参考館“紫”で開かれる。当日は、地域の自然や文化を体験学習する「未来創生塾」の小中学生と保護者が太平洋戦争について学び、平和の象徴として大きな折り鶴を作る。

 市遺族会(小池恵一会長)が主催。同館を運営する森秀織物(同所)が桐生、みどり両市周辺にのみ自生する「カッコソウ」の柄で制作した生地を用い、翼の端から端まで約1.5メートルの鶴を折る。

 折り紙の鶴も多数作り、計2021羽を目指す。完成後は桐生市や広島市内などに寄贈する予定。

 同イベントは、桐生中央中1年の園田莉菜さん(12)が、桐生西小6年時に総合学習の課題で提案したアイデアを基にした。

 園田さんは同塾塾長だった群馬大大学院理工学府名誉教授で、2月に亡くなった宝田恭之さんに約3年教わり、地域資源の活用について考える姿勢などを学んできた。

 宝田さんの訃報に接し、これまでの教えが折り鶴を作るアイデアに存分に生かされていると感じた園田さんの母が、会員制交流サイト(SNS)で紹介。多くの反響が寄せられ、同会が主催を申し出たという。

 園田さんは「桐生の織物は世界に広める価値がある。戦争の経験者が少なくなる中、桐生織の折り鶴を通して平和の大切さを伝えたい」と話した。(村岡瑞基)

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