子宮頸がん予防「HPVワクチン」 群馬県内接種が8倍に
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 子宮頸(けい)がんを予防するHPVワクチンの昨年度の群馬県内の初回接種数は1059人で、前年度の約8倍に急増したことが県のまとめで分かった。厚生労働省が昨年10月、無料で受けられる定期接種について対象者に周知するよう全国に通知し、県内市町村が郵送などで情報を提供したことが要因とみられる。過去に副反応が問題化したため、一部に慎重な意見もある一方、県医師会は有効だとして、接種を推進する考え。

 同ワクチンは接種後に全身の痛みなどを訴える人が相次ぎ、2013年度に国が積極的な勧奨を中止した経緯がある。県によると、県内では10~13年度に接種を受けた12~20歳の34人に副反応が疑われる症例があり、うち19人に重い症状が確認された。積極的な勧奨の中止後の接種では、重い副反応は確認されていないという。

 県内の初回接種数は10年度に国や自治体の公費助成が開始されて以降に増え、11年度は3万464人、12年度は9545人だった。13年度に小学6年から高校1年相当の年齢まで無料とする定期接種になったが、同年6月に積極的勧奨が中止されると、2443人まで減少した。定期接種は継続されたものの、16年度に21人になるなど激減。その後は徐々に増え、19年度は133人だった。
(真尾敦)

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