20年国勢調査・県人口194万人に 4回連続で減 太田など5市町は増
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 2020年国勢調査(10月1日現在)の外国人を含む群馬県人口は194万333人で、15年の前回調査から3万2782人減ったことが25日、県が発表した速報値で明らかになった。減少は4回連続。30市町村で減少し、県全体の減少率は前回と同じ1.7%だった。

 速報値によると、男性が1.4%減の95万9689人、女性が1.9%減の98万644人。都道府県別の人口は18位と前回の19位から上昇した。一方、世帯数は高齢化や晩婚化などを背景に世帯の小規模化が進んだ影響で、3.7%増の80万2343世帯と過去最多を更新した。

 市町村別に見ると、高崎市の37万3218人が最も多く、前橋市33万2332人、太田市22万3150人、伊勢崎市21万1975人、桐生市10万6524人と続く。この上位5市が県全体の64.3%を占めた。

 前回から人口が増えたのは高崎、太田、伊勢崎、大泉、吉岡の5市町。増加数は太田市の3343人が最も多く、増加率は吉岡町の3.5%が最も高かった。同町は要因を「近隣町村からの移住が多い。交通網の発達で前橋や高崎の通勤圏となっている」と分析している。

 唯一、減少から増加に転じた高崎市は大型ショッピングセンターがある旧群馬町地区で人口が増え、JR高崎駅周辺も再開発が進んでいる。市は「市の総合力が上がってきたことが増加につながったのではないか」とみている。

 人口が減った30市町村のうち、減少数が最も多いのは桐生の8190人、減少率は南牧の18.5%が最も高かった。桐生市は4月施行の新過疎法で旧黒保根村地区だけでなく、旧桐生市地区も新たに過疎地域に加わり、同法に基づく支援を受けるために必要な計画を策定中。「人口減対策は最重要課題。移住定住や子育て環境整備といった施策に取り組み、歯止めをかけたい」としている。

 このほか、現行の小選挙区で人口最少は鳥取2区の27万4160人。県内5小選挙区との「1票の格差」は群馬1区が1.601倍で最も大きく、2区1.427倍、3区1.307倍、4区1.271倍、5区1.271倍の順だった。(まとめ 西山健太郎)

 国勢調査 統計法に基づき5年に1度、日本国内に住む全ての人を対象に実施する国の最も基本的な調査。調査項目は性別、国籍、世帯員数、就業状況、住居の種類など。集計結果は衆院小選挙区の区割りや地方交付税の算定に用いられるほか、国や自治体が防災や福祉政策に取り組む際の基礎資料にもなる。2015年の前回調査から、インターネットによる回答方式を本格導入した。

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